Bizcocho de yogur (4) – ヨーグルトのビスコッチョ (4) こぼれ話編

うちには電子レンジがない。でも、デロンギのオーブンがある。

キッチン周りフル装備の家に引っ越す友人からもらったのだ。
電子レンジはなくてもなんとかなるが、オーブンはないと作れない料理が存在する。だから、電子レンジかオーブンか、という友人からのオファーに、私は迷うことなくオーブンを選んだ。

とはいえ、オーブンがないと作れない料理を積極的に欲する機会は少なく、長いこと冷蔵庫の上に鎮座したままになっていた。

そんな時、ホームステイ先の Pilar ピラールがよく作ってくれた Bizcocho de yogur – ヨーグルトのビスコッチョを思い出した。
思い出すと、どうしても食べたくなる。

早速ピラールにメールでレシピを問い合わせてみる。返信を待ちきれず、自分でもネットで調べることにした。

すると。

出るわ出るわ。

ヨーグルトの容器を使って作るビスコッチョの紹介ページが山ほど現れた。
読んでみると

fácil de hacer 作るのカンタン
nunca falla 絶対失敗しない
sencillo シンプルな
clásico 昔ながらの
tradicional 伝統的な
casoro ホームメイドの

といったキーワードがあちこちに見受けられる。

基本的なレシピはどれも同じ。
ピラールのオリジナルだと思っていたあのビスコッチョは秘伝でもなんでもなく、スペイン全土が知る超定番のレシピからなるものだったのだ。

でも、なぜこのレシピがこんなにもスペイン国内に広まったのだろう。

まずはピラールに聞いてみた。
スペイン人の友人にも聞いてみた。

けれど、何がきっかけでこのビスコッチョを作るようになったのか、はっきりとは覚えていなかった。

ここはやはり、ネット検索。スペインの Google 先生に登場いただいた。情報をまとめると、ビスコッチョが家庭で作られるようになった背景には以下が考えられる。

・ 学校の授業で習った
・ 学校の遠足で、農場を訪れた時に習った
・ おばあちゃん、お母さんから習った

そして何よりも有力なのが

・ ダノンのヨーグルトにレシピ本が付いていた

というものだ。ダノンヨーグルトを使ったレシピ掲載の小冊子を販促品として配布、その中の一つがこのビスコッチョのレシピだったらしい。

そうか、そうだったのか…

と、簡単には納得できない。他にもヨーグルトレシピが数ある中で、なぜこのビスコッチョだけが圧倒的な支持を得て、幅広い年齢層、家庭に広まったのだろう。

 

ダノンについて、もうちょいリサーチしてみよう。

 

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Bizcocho de yogur (3) – ヨーグルトのビスコッチョ (3) 調理編

ビスコッチョ材料

初のホームステイで私を激太りさせた魅惑の Bizcocho ビスコッチョに15年の時を経て対峙する日がやってきた。といっても、ただ混ぜて焼くだけなのだが。

ステイ先の Pilalr ピラールは、ボールに卵を割り入れ、そこにダノンヨーグルトをカパッとあけると、そのカップでオイル、砂糖、小麦粉を計って次々とボールに投入していた。カップの中がオイルでベタベタでも、そのベタベタに小麦粉がへばりついても、最後はゴムベラでこそげればいい。ダマなんて気にしないのだ。

ああ、なんとスペインっぽいのだろう。

これでいい、これでいいんだ。
こんな作り方でも仕上がりになんの遜色もなかったではないか。

と言い聞かせようとしたものの、せめて粉はふるいたい。

ということで、そこそこズボラな日本人が、そこそこズボラに作るビスコッチョのレシピは以下の通り。

【材料 ingredientes】

ダノンビオ 脂肪0 みかん&柚子 1 パック (75g)
オリーブオイル ヨーグルトカップ 1
砂糖 ヨーグルトカップ 2
薄力粉 ヨーグルトカップ 3
ベーキングパウダー 10 g
2 個
レモン(もしくは他の柑橘)の皮 すりおろし 1 個分

 

paquetes
【レシピ receta】 18cm 型 1台

0. 事前準備
1) ダノンヨーグルトは1、2個、先に食べてパックを洗っておくと、オイルと粉・砂糖を別々に計量できる(スペイン人流なら不要)
2) 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく(スペイン人流なら不要)
3) オーブンは180℃に予熱しておく
4) 型にオリーブオイルを塗っておく

IMG_01991. ボールに卵を割り入れ、砂糖を加え、泡立て器で砂糖が溶けるまで混ぜる。

 

 

Bizcocho receta22. ヨーグルトを入れてさらに混ぜる。

 

 

Bizcocho receta33. オリーブオイルを入れて、もったりするまでよく混ぜる。

 

 

Bizcocho receta44. ふるった薄力粉とベーキングパウダーを数回に分け、ダマがなくなるまで泡立て器でしっかり混ぜる(スペイン人流ならふるわずカップ1杯ごとによく混ぜる)。

 

Bizcocho receta55. 柑橘の皮を表面だけすりおろして入れ、全体を混ぜる。 (今回は家にあった甘夏の皮を使用。白い部分まですりおろすと苦いので注意。すりおろす前によぉ~く洗っておくこと)

 

Bizcocho receta66. 型に流し込み、180℃のオーブンで30分焼く。焼きあがったら、20cm ほどの高さから型ごとストンと落として空気を抜く。熱いうちに型からはずし、アルミホイルをかぶせてしっとりさせる。焼き上がり直後より、翌日以降がさらにおいしい!

 

ああ、これぞ Pilar ピラールのビスコッチョ…。
Bizcocho

 

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Bizcocho de yogur (2) – ヨーグルトのビスコッチョ (2) リサーチ編

ROYAL

スペインで生活して驚いたことの一つ、それはスーパーに占めるヨーグルト売り場の広さとその種類の多さだった。陳列ケースの端から端までヨーグルト。見たこともないフレーバーがずらりと並び、いつも圧倒されていた。レモン味は定番中の定番、日本のスーパーには売っていない、と言ったらスペイン中が驚くに違いない。

そんな記憶を呼び起こしてみるものの、やはりスペインのヨーグルトは、同じダノンでも日本のカップより大きかったように思う。

ダノンのホームページをスペイン版と日本版で確認したところ、やはり容量が異なっていた。

スペイン 125g
日本    75g

かなり小さい。

次にベーキングパウダーだ。「スペイン_ベーキングパウダー」でネット検索するとすぐに見覚えのあるパッケージに行きあたる。「Royal」。そうそう、こんな赤いパッケージだったっけ。早速、成城石井と KALDI へ偵察に向かうものの、小袋入りの箱は見当たらない。113g入りの缶を購入するも、小袋の容量問題は解決しなかったため、ネットでしつこく検索するとひと袋 16g だということが判明した。日本のベーキングパウダーは5g入りが主流なのに比べると、かなりの量だ。

これで必要な情報はそろった。ダノンヨーグルトのカップで計量する砂糖、薄力粉、オリーブオイルの比率は一定なのだが、そもそもカップが小さいので、その他の材料(卵、ベーキングパウダー)の量を調整する必要がある。

ヨーグルト   比率       卵      BP
 スペイン 125g 5    3 個   16   g
 日本    75g 3    1.8個    9.6g

この比率で日本のダノンヨーグルトを使うと、Pilar ピラールのビスコッチョの材料は以下の通り。

ダノン レモンヨーグルト 1 パック (75g)
オリーブオイル ヨーグルトカップ 1
砂糖 ヨーグルトカップ 2
薄力粉 ヨーグルトカップ 3
ベーキングパウダー 10 g
2 個
レモンの皮 すりおろし 1 個分

しかし。

レモン味ヨーグルトはどこにも売っていない。そこで、ダノンジャパンに問い合わせてみると、以下の回答があった。

ダノングループでは、各国が、グループ内の他の国で販売している製品を参考に、自国のお客様の嗜好に合わせ、味やサイズ、舌触りなどの製品デザインを決定いたします。弊社におきましては、2013年6月頃より夏季限定として「ダノンビオ 脂肪0レモン&ライム」を販売しておりました。季節限定製品のため、現在は販売しておりません。

ということで、レモン味の復活を待っていると、いつまでたってもビスコッチョを作れそうにないので、味を変更し、レシピ確定。

ダノンビオ 脂肪0 みかん&柚子 1 パック (75g)
オリーブオイル ヨーグルトカップ 1
砂糖 ヨーグルトカップ 2
薄力粉 ヨーグルトカップ 3
ベーキングパウダー 10 g
2 個
レモン(もしくは他の柑橘)の皮 すりおろし 1 個分

 

よし、作ろう

 

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Bizcocho de yogur (1) – ヨーグルトのビスコッチョ (1) エピソード編

yogur

甘い物の苦手な私を2ヶ月で5kg増の道に至らしめた主犯格、それが Bizcocho de yogur – ヨーグルトのビスコッチョ(スポンジケーキ)だ。

初めてのホームステイ。一日三食白米三昧、純日本人の私が、突然豆やジャガイモ、少量のパンが主食の、いわば「炭水化物抜きダイエット」に近い状態に追い込まれ、体と脳は極端に不足した糖を欲したのだろう。ステイ先の Pilar ピラールが私のために作ってくれたビスコッチョを義理立てしてほんの少し口にすると – 止まらなくなった。2日でワンホールを平らげるようになり、三十路にして背中に肉がつくたびに痛みを感じるほどの急成長期を迎えた。

甘い物の苦手な私を虜にしたピラールのビスコッチョ。それはなんともスペインらしい、大ざっぱなレシピで作られていた。

ピラールは台所に立つと、冷蔵庫からダノンのレモンヨーグルトをワンパック取り出し、ボールに卵、ヨーグルトを入れ、そのヨーグルトのパックを計量カップがわりに砂糖、オリーブオイル、薄力粉をドバドバと投入していく。すりきり一杯でもなければ、ふるいに通すわけでもない。泡立て器で無造作にカシャカシャ混ぜ、型に流し込んで焼くだけ。

ケーキは計量が命、卵はよく泡立てるのが鉄則、と思っていた私にはかなりの衝撃だったが、食べてみると甘さ控えめ、素朴で飽きのこない味なのだ。

あれから15年。突然、あのピラールのビスコッチョが無性に食べてくなり、久しぶりにピラールに連絡を取ってレシピをきいてみた。

【ingredientes】 【材料】
1 yogur de limón レモンヨーグルト 1パック
Aceite de oliva (1 vaso de yogur) オリーブオイル(ヨーグルトカップ 1)
Harina (3 vasos de yogur) 薄力粉(ヨーグルトカップ 3)
Azúcar (2 vasos de yogur) 砂糖(ヨーグルトカップ 2)
1 sobre de levadura en polvo ベーキングパウダー 1袋
3 huevos 卵 3個
Piel de un limón rallada レモンの皮すりおろし 1個分

早速買い出しに出かけると、売り場でいくつかの疑問が。

まず、ダノンのレモンヨーグルトがない。みかんやイチゴ味はあるのに。しかもワンパックの大きさがスペインのよりも小さい気がする。そしてベーキングパウダー。ピラールの使っていたあの小袋、一体何グラム入りだったんだろう…。

懐かしのビスコッチョを再現するには、もう少しリサーチが必要だ。

 

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sazonador Paella Valenciana (3) バレンシア風パエジャの素 (3) 調理編

paellera

スペイン旅行のお土産でもらったパエジャ(パエリア)の素。パエジャを作ったことのない人の『初めてのパエジャ』を想定し、そのパッケージに記載されているレシピに忠実に作ってみることにする。

【材料 4人分】

米 600g
オリーブオイル
トマト(生)
鶏肉 500g
ウサギ肉 500g
やわらかいインゲン(刻む) 100g
バレンシア風パエジャの素 1袋

季節によって乾燥白インゲン豆、アーティチョーク、グリーンピースを加えてもよい

しかし。

お米 600g = 4合…。

家にあるパエジェラ(パエジャ鍋)は直径 28cm の 2~3人用のため、指定量入れるとあふれること必至。おまけにウサギ肉も入手困難なので、少し変更することに。

【材料 2~3人分】 28cm パエジェラ使用

米 300g(2合) * 洗わない
オリーブオイル 適宜(肉を炒める用)
生トマト 1個 * 湯むきしてヘタを取り刻んでおく
鶏モモ肉 1枚 * 大きめのブツ切り
モロッコインゲン 50g * スジを取って刻んでおく
バレンシア風パエジャの素 1/2袋
水 お米計量カップ 4杯 * お米の倍量
グリーンピース 適量 * サヤから出してサッと塩ゆで

では、レシピに忠実に 4ステップで。

【作り方】

paella 2

1. パエジャ鍋で鶏肉とウサギ肉をしっかりきつね色になるまで炒める。次に野菜を炒め、トマトを加える。全体的に火が通るようにスキマーでよく混ぜる。

 

 

paella 3

2. お米の2倍の量の水を加え、煮る。この瞬間にバレンシア風パエジャの素とお米を鍋に均一に投入する。この時からお米は混ぜない。(粘り気が出ないように混ぜない。火が均一に入るよう、ガス台の上で鍋を動かしながら、沸騰するフツフツの空気穴が平均的に広がるベストポジションを探すこと。炊き上がりを予想して鶏肉をいい感じに配置)

paella 4

3. 20分間このまま煮て、必要があれば塩を入れて味を調える。(今回は小さじ1/2を投入)

 

 

4. 一旦、パエジャ鍋を火からおろしたら、テーブルに供する前に5分間蒸らす。(グリーンピースは色が変わらないように蒸らす前に散らす。蒸らしは…鍋のフタではなく、新聞紙で!これは蒸している間に余分な水分を新聞紙に吸わせるため。夕刊 1部程度の新聞紙をかぶせる。米粒が付いてしまっても気にせずに)

そして、出来たのがコチラ。

paella 5見た目はかなりなパエジャ感。
味は、というと…

うん、まあ普通においしい。しかし、やっぱり鶏肉に下味を付けるべきだった。ニンニクをもっと効かせたい。コクも足りない。トマトが少なすぎたか。なんだか全体的にぼやっとした味だ。納得いかず。たとえパエジャの素を使ったインスタントだとしても、もう少しなんとかなるはず。

よし、もう一回作ろう。

 

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sazonador Paella Valenciana (2) バレンシア風パエジャの素 (2) レシピ編

Ducros 社 パエジャの素
Ducros 社 パエジャの素

お土産でもらったバレンシア風パエジャ(パエリア)の素。原材料は確認済みだ。そろそろ着手しようと小袋に記載されているスペイン語のレシピを見てみる。4人分。お米600g。ものすごい量ができそうで、ちょっとひるむ。

【Ingredientes para 4 personas】

600 g de arroz
Aceite de oliva
Tomate natural
1/2 pollo
1/2 conejo
100g de judías tiernas troceadas
1 sobre de Sazonador para Paella Valenciana
Agua
También se pueden añadir judías blancas secas, alcachofas y guisantes según temporada.

【材料 4人分】

米 600g
オリーブオイル
トマト(生)
鶏肉 500g
ウサギ肉 500g
やわらかいインゲン(刻む) 100g
バレンシア風パエジャの素 1袋

季節によって乾燥白インゲン豆、アーティチョーク、グリーンピースを加えてもよい

 

ウサギの肉…。それは…ない。

 

【Elaboración】

1. Sofreír en una paella el pollo y el conejo hasta que estén muy dorados. A continuación rehogar las verduras y añadir el tomate. Remover bien con la espumadera para que el rehogado sea total.

2. Añadir agua (el doble que de arroz) y dejar cocer.
En este presico momento incorporar el Sazonador para Paella Valenciana y el arroz repartiéndolos de forma homegénea.
A partir de este momento no remover el arroz

3. Dejar cocer durante 20 min. y rectificar de sal si es necesario.

4. Una vez retirada la paella del fuego dejar reposar durante 5 min. antes de servirla a la mesa.

【作り方】

1. パエジャ鍋で鶏肉とウサギ肉をしっかりきつね色になるまで炒める。次に野菜を炒め、トマトを加える。全体的に火が通るようにスキマーでよく混ぜる。

2. お米の2倍の量の水を加え、煮る。この瞬間にバレンシア風パエジャの素とお米を鍋に均一に投入する。この時からお米は混ぜない。

3. 20分間このまま煮て、必要があれば塩を入れて味を調える。

4. 一旦、パエジャ鍋を火からおろしたら、テーブルに供する前に5分間蒸らす。

 

かなりざっくりしたレシピだが…。

よし、作ろう。

 

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Mini sartén, mini tortilla ミニ フライパン、ミニ トルティージャ

Hay veces que tienes que comer algo aunque no te apetece mucho. Hoy me toca a mí. Entré en la cocina, eché una ojeada y me llamó la atención algo naranja: una sartén pequeña que compré ayer en TOKYU HANDS (es una cadena de tiendas fantásticas. Te lo explicaré con pelos y señales en otro momento).

mini sartén

A lo que iba, me llamó la atención la mini sartén y se me ocurrió: mini tortilla solo para mí,.

Me comí una entera sin preocuparme de engordar, que solo llevaba un huevo, una patata y 1/4 de cebolla.

mini tortilla

Al salir de casa, ya estaba segura de que hoy iba a ser muy buen día.

 

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sazonador Paella Valenciana (1) バレンシア風パエジャの素 (1) 原材料編

スペイン旅行のお土産に、パエジャ(パエリア)の素をもらった。3g x 3袋がひと箱に入っている。パッケージには CON AZAFRÁN – サフラン入り、とうたっている。

パエジャの素

スペインのスーパーなどで売っているパエジャの素には colorante (コロランテ)- 人工着色料が使われていることが多く、あまりそそられない。実際サフランは高価なので、スペイン一般家庭の台所にはこのコロランテの小瓶をよく見かける。

「昔はねぇ、パエジャを黄色くするのに尿から取った着色料を使ってたんだよぉ~」

と言われたことがあり、真偽のほどは分からないが、やはりパエジャの素に手を伸ばすのには若干の躊躇があった。

で、「サフラン入り」が売りらしいそのパッケージを確認。

Ingredientescúrcuma
pimentón
ajo
laurel
pimienta de Jamaica
granos de cilantro
azafrán
clavo
pimienta blanca
原材料ターメリック
パプリカ
ニンニク
ローレル
オールスパイス
コリアンダーシード
サフラン
クローブ
白コショウ

スバラシイ!人工添加物が入っていない!日本製パエジャの素でさえ、なんやかんや入っているというのに。

よし、作ろう。

 

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Tortilla – トルティージャの焼き加減は何がベストなのか問題

Tortilla de patata – スペインオムレツのレシピで「好みの焼き加減に仕上げる」と書いた。かなり適当に。でも仕方がない。なぜならトルティージャの本場スペインでさえ、その「加減」は千差万別だからだ。
まずはこのサイトでレシピ&動画の使用を快諾してくれた el cocinero FIEL の好みを見てみよう:

Los madrileños fríen vuelta y vuelta. A mí me gusta más hecha, y a Sonia mucho más. Con lo cual al final la dejo bastante, bastente hecha.
– マドリッドの人は両面サッと焼くだけ。僕はもっと火を通したのが好みで、ソニアはさらに焼いたのが好き。それで結局しっかり、かなりしっかり焼くことになるんだ。(動画 3’20-3’32)

また、私にとってのスペイン語バイブル、スペイン版ちびまる子ちゃん的小説 Manolito Gafotas にもトルティージャの焼き加減が表現されている:

Aquel sábado histórico, el Real Madrid jugaba un partido contra el Barcelona, así que mi madre hizo dos tortillas: una poco cuajada para mi abuelo y mi padre, que les gusta encontrarse el huevo tipo moco, y otra para el Imbécil y para mí, que nos gusta que quede más seca que una pasa. (POBRE MANOLITO – Elvira Lindo)
– あの歴史的土曜日、レアル・マドリッドはバルセロナと対戦。だからぼくのお母さんはトルティージャをふたつ作ってくれた:鼻水タイプの卵が好きなおじいちゃんとお父さん用にほとんど固まってないのをひとつ、干しブドウよりもパサパサなのが好きな(弟の)インベシルとぼく用にもうひとつ。

この一節を読んで以来、私はゆるゆるのトルティージャに出合うと、鼻水にしか見なくなってしまった。かといってパッサパサなのもいただけない。特にバゲットに具をはさむ Bocadillo ボカディージョにパッサパサのトルティージャでは、口の中の水分を全部持っていかれる。

では、おいしいトルティージャの「加減」はどこにあるのか。

卵かけご飯を思い浮かべてほしい。団体旅行の朝食、すでに冷えた白米に、冷蔵庫から出てきたばかりのような卵をかけた時の、残念な感じを。白身のかたまりがどろりと喉を通るあの不快感、まさに鼻水タイプ。

そう、おいしいトルティージャを作るポイントも、まさに同じなのだ。

揚げたてのジャガイモとタマネギをすぐに卵に加え、つぶしながら均一に混ぜる。ここでほどよく卵が煮えるためには、卵が多すぎでも温度が低すぎてもいけない。おいしそうな卵かけご飯のようなトルティージャの生地ができれば、あとはフライパンに流し込むだけだ。

焼き加減はお好みで。

 

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Tortilla de patata – スペインオムレツ

cocina española  スペイン料理

スペイン・バルが激増した。ブームに終わらず定着しつつある。でも… Tortilla – スペイン風オムレツの美味しいお店のなんと少ないことか!パッサパサだったりべっちょべちょだったり、おそらく本物を食べたことのない人が作っていると思われる。
そこで、本当においしい Tortilla – トルティージャを家で作ってバル気分に。

レシピ元: el cocinero FIEL (Txaber Allue Marti)

【材料 ingredientes】
ジャガイモ     3~4コ
タマゴ            4コ
タマネギ     1/2コ
ニンニク     1~2かけ
オリーブオイル 適宜(揚げ油用)
塩         小さじ1/2

【日本語レシピ receta en japonés】

1. ジャガイモは洗って皮をむき、薄切りにしてボールに入れ、塩ひとつまみ加えてざっと混ぜる。水にはさらさない。

2. フライパンに深さ1cm程度のオリーブオイルを入れ、皮のままニンニクを加えて火にかける。香りが出てきたら 、1 のジャガイモを油の温度が下がらないように少しずつ入れ、塩をひとつまみ加えて中火でじっくり揚げる。

3. ジャガイモを揚げている間に、皮をむいたタマネギを千切りにする。タマゴをボールに割り入れ、フォークでほぐすように混ぜておく。

4. ジャガイモに火が通り始めたら 3 のタマネギを入れて全体をひっくり返しながらさらに揚げる。タマネギに火が通ったらニンニクを取り除き、油を切りながら 3 のボールに熱いまま加える。

5. フォークでジャガイモをつぶすようにしながら、均一に混ぜていく。ここでタマゴがある程度半熟になる。味をみて足りなければ塩を加えて整える。

6. ジャガイモを揚げたフライパンの余分な油を切り、弱めの中火で熱して 5 を流し込む。焦げ付かないよう時々フライパンをゆすり、3分程度そのまま焼く。さらにフタをして弱火で2分、フライパンのフチの生地が乾いてきたら、フライパンより一回り大きいお皿をかぶせ、ひっくり返す。

7. お皿にのったトルティージャをそのままフライパンに滑り込ませる。お皿に残ったジャガイモやフライパンにはみ出た生地は、木べらでトルティージャの内側へ押し込んで一緒に焼く。

8. フライパンをクルクルゆすって形を整えながら焼いていく。お皿を使って何度かひっくり返し、好みの焼き加減に仕上げる

【動画 vídeo】 el cocinero FIEL

【用語集 glosario】 赤字にアクセント

 スペイン語
español
 日本語
japonés
 発音
pronunciación
 patata  ジャガイモ  ぱ
 huevo  タマゴ  う
 cebolla  タマネギ  せじゃ
 ajo  ニンニク  あ
 aceite  オイル  あいて
 sal  塩  
 pelar  むく  ぺ
 cortar  切る  こる
 freír  揚げる  ふれ
 sartén  フライパン  さる

 

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