初のホームステイで私を激太りさせた魅惑の Bizcocho ビスコッチョに15年の時を経て対峙する日がやってきた。といっても、ただ混ぜて焼くだけなのだが。
ステイ先の Pilalr ピラールは、ボールに卵を割り入れ、そこにダノンヨーグルトをカパッとあけると、そのカップでオイル、砂糖、小麦粉を計って次々とボールに投入していた。カップの中がオイルでベタベタでも、そのベタベタに小麦粉がへばりついても、最後はゴムベラでこそげればいい。ダマなんて気にしないのだ。
ああ、なんとスペインっぽいのだろう。
これでいい、これでいいんだ。
こんな作り方でも仕上がりになんの遜色もなかったではないか。
と言い聞かせようとしたものの、せめて粉はふるいたい。
ということで、そこそこズボラな日本人が、そこそこズボラに作るビスコッチョのレシピは以下の通り。
【材料 ingredientes】
ダノンビオ 脂肪0 みかん&柚子 | 1 パック (75g) |
オリーブオイル | ヨーグルトカップ 1 |
砂糖 | ヨーグルトカップ 2 |
薄力粉 | ヨーグルトカップ 3 |
ベーキングパウダー | 10 g |
卵 | 2 個 |
レモン(もしくは他の柑橘)の皮 すりおろし | 1 個分 |
0. 事前準備
1) ダノンヨーグルトは1、2個、先に食べてパックを洗っておくと、オイルと粉・砂糖を別々に計量できる(スペイン人流なら不要)
2) 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく(スペイン人流なら不要)
3) オーブンは180℃に予熱しておく
4) 型にオリーブオイルを塗っておく
1. ボールに卵を割り入れ、砂糖を加え、泡立て器で砂糖が溶けるまで混ぜる。
4. ふるった薄力粉とベーキングパウダーを数回に分け、ダマがなくなるまで泡立て器でしっかり混ぜる(スペイン人流ならふるわずカップ1杯ごとによく混ぜる)。
5. 柑橘の皮を表面だけすりおろして入れ、全体を混ぜる。 (今回は家にあった甘夏の皮を使用。白い部分まですりおろすと苦いので注意。すりおろす前によぉ~く洗っておくこと)
6. 型に流し込み、180℃のオーブンで30分焼く。焼きあがったら、20cm ほどの高さから型ごとストンと落として空気を抜く。熱いうちに型からはずし、アルミホイルをかぶせてしっとりさせる。焼き上がり直後より、翌日以降がさらにおいしい!